新しい米国商標調査システムの使い方その2(フィールドタグサーチ)

最終更新日 2024-05-22

新しくなった米国商標調査システムの使い方解説第二弾として、ドロップダウンサーチよりも複雑で高度な調査ができるフィールドタグサーチのやり方を解説します。この記事を読めば、フィールドタグサーチの概要や使い方の基本を理解することができます。USPTOで提供されている公式解説動画やハンドアウトの内容も理解しやすくなるでしょう。フィールドタグサーチは、米国商標実務に役立つ情報収集のためのマストツールです。米国商標調査システムの基本的な使い方は、第一弾の解説記事「新しい米国商標調査システムの使い方その1(ドロップダウンサーチ)」で紹介していますので、こちらもご一読ください。

目次

  1. フィールドタグサーチの概要
  2. 主なフィールドタグと入力例
  3. ワイルドカードとトランケーション
  4. オペレーターとグルーピング
  5. いくつかの検索例
  6. むすび

1.フィールドタグサーチの概要

(1)フィールドタグとは?

フィールドタグとは、USPTOの商標データベース内で個々のフィールドに保存されたデータを個別に検索するために用いられる検索タグのことです。「GS」や「CM」のようにフィールド名の頭文字がフィールドタグに使われています。機能が強化されたものは「GS2」「CM2」のように数字が付くものもあります。フィールドタグの一覧はヘルプページの「Advanced」タブ内の「Search fields」にあります。2024年5月18日の時点で67個のフィールドタグがあります。

フィールドタグサーチでの検索式の作り方は次のようになっています。

  • フィールドタグは検索ワードの前に置く。
  • フィールドタグはすべて大文字にする。
  • フィールドタグの後には必ずコロン(:)をつける。
  • 検索ワードは小文字にする。
検索式入力例: CM:dragons (検索式をクリックすると詳細が表示されます。)

/フィールドタグ「CM」は、「Combined mark」というフィールドを検索するものです。「Combined mark」フィールドは、商標の文字部分、Pseudo mark(スードマーク)、translation(標章の翻訳)のフィールドを併せて検索できます。最もよく使われる検索フィールドの一つです。この例では、商標に「dragons」の文字を含む商標、Psued markフィールドに「dragons」が含まれる商標、標章の翻訳のフィールドに「dragons」が含まれる商標を検索します。この例では英文字「dragons」を含む商標や、外国語文字で書かれた商標の翻訳(英訳)に「dragons」が含まれる商標を検索します。Pseudo markとは、英文字の綴りを意図的に変えたものや数字や図形など別の意味を持つ要素を含む造語商標に対して、USPTOの審査官が、審査の便宜を図るために、その造語商標の要素に最も近い発音や意味を有する英単語やフレーズを付与するものです。例えば出願商標が「xebra」の場合、USPTOの審査官は、Pseudo markとして正しい綴りである「zebra」を付与する場合があります。

(2)フィールドタグサーチの調査画面

USPTOの新商標調査システムのトップページにある、入力窓の左にあるドロップダウンメニューから「Field tag and Search builder」を選択すると次のような画面になります。モードはエキスパートモードを選択しておきましょう。

上記のような操作をしなくても、ドロップダウンメニューの初期画面で、入力窓にフィールドタグと検索ワードを入力して検索ボタンを押せば、自動的にフィールドタグサーチに切り替わります。

入力窓の左下の「Search builder」は最近新たに追加された機能です。これを押すと、プルダウンで利用可能なすべてのフィールドコードが選択できるようになっています。その右側に検索ワードを入力し、検索式を組み立てることができるようになっています。この機能も今後更にバージョンアップされていくと思います。以下の解説では、入力窓に直接フィールドタグを入力していく方法で解説していきます。

(3)フィールドタグサーチでできること

  • フィールドタグサーチでは、60以上のフィールドタグから、調査の目的に応じて必要なものを選択することができる。
  • Multiple terms(複数の検索語)の調査が可能。 フィールドタグを複数選択し、論理演算子(「AND」「OR」「AND NOT」など)を使って検索内容を組み合わせることができる。複雑な条件での調査が可能。
  • エキスパートモードでは、直近のいくつかの調査ヒストリーの検索結果を任意に組み合わせることで、高度な絞り込みが可能。(エキスパートモードは利便性が高いので、調査のタイプにかかわらず常にエクスパートモードにしておくと良いと思います。)
  • 丸括弧(「( )」)を使って検索内容をグループピング(グループ化)できる。
  • ワイルドカードやトランケーション使って、部分一致検索ができる。
  • Regex (Regular expressions、レゲックス、正規表現)を併用すること(レゲックスサーチ)により、バリエーションのパターンマッチングが可能。レゲックスサーチでは本記事では扱いません。別記事で解説します。

2.主なフィールドタグと入力例

60以上もあり頻繁に更新・追加されるフィールドタグの中から、よく使われるものをピックアップして、その内容と入力例などを下の表で紹介します。表中のタグは「フィールドタグ」のことです。実際の検索時にはカギ括弧(「」)は使用しません。

タグフィールド名と検索の対象入力例など
CM:「Combined mark」
商標の文字部分、pseudo mark、翻訳のフィールドに保存されたデータ
「CM:dragon」この場合は単数形のものがヒット。漢字の「龍」を含む漢字商標も翻訳として「dragon」が記録されていればヒットする。
「CM:”tokyo tower”」クオーテーションマークで囲むとフレーズとして検索される。
このフィールドタグとは別に、機能強化した「CM2」がある。語尾の変化や単数形・複数形の違いもカバーする。これを使って「CM2:dragon」と検索すると複数形(dragons)や語尾変化(dragon’sなど)もヒットするため、「CM:dragon」のヒット数よりも増える。
LD:「Live/dead indicator」
出願や登録が現在も存続しているか、消滅しているかを示すフィールド
「LD:true」現在も存続している商標(出願中のもの、登録済みのもの)がヒットする。
「LD:false」既に消滅している商標(出願放棄されたもの、更新されなかった登録商標、取り消された登録商標など)がヒットする。
CC:「Coordinated class」
検索ワードに入力された区分と関連する商品・サービスの区分
「CC:009」調査したい国際分類をこのように三桁の数字で入力する。そうすると自動的に関連する商標・サービスの区分の範囲まで調査範囲が広げられる。
IC:「International class」
検索ワードに入力された国際分類
「IC:009」三桁の数字で入力した国際分類のみを検索する。USPTOの公式解説動画では、出願前クリアランスサーチを行う場合には、「Coordinated class」を調査しない場合でも、念のため「IC:009 035 042 a b 200」のように、小売サービス(35)や関連するサービス(42)、証明商標(aとb)、団体商標(200)の区分も含めて調査することを推奨している。各区分の間にスペースがあるが、これは「OR」として検索される。
GS:「Goods and services」
商品・サービスのリストに記載された単語・フレーズ
「GS:surfboards」この場合、複数形のものを商品・サービスリストに含むものがヒット。尚、機能追加された「GS2」を使えば、語尾変化や単数形・複数形もカバーする。また「GS3」も導入されており、ハイフン記号などを含むものや、語順を入れ替えたものなどもカバーする(詳しくはUSPTOのヘルプページ参照)。
「GS:surf*」この「*」はスペース以外のどんな文字にも何文字にも置き換わることのできるワイルドカードであり、「surfin」「surfer」などがヒット。
「GS:”surfboard leashes”」クオーテーションマークで囲んだ単語はフレーズとして扱われる。
※クリアランスサーチ(抵触する商標が存在するかを調べる詳細な調査)の場合、このフィールドタグを使用すると関連する商品・サービスの範囲が適切に調査範囲に含まれず重要な商標を見落とすことがあるので要注意。その一方で、商品・サービスの英文表示を検討する目的で特定の商品・サービス表示を使用した出願・登録の事例を調べるには好適。
SN:「Serial number」
出願に付与された出願番号
「SN:90866054」 出願番号で検索。
「SN:90866*」出願番号の下三桁がわからない場合。
RN:「Registration number」
登録時に付与された登録番号
「RN:6832052」登録番号で検索。
「RN:*」登録済みの商標すべてを検索。
FD:「Filing date」
出願日
「FD:20230701」2023年7月1日に出願された商標を検索。日付は「YYYYMMDD」または「YYYY-MM-DD」形式で入力。
「FD:[20230701 TO 20230731]」2023年7月1日から2023年7月31日までに出願された商標を検索。期間の範囲を指定する場合はブラケット記号「[ ]」で囲み、「TO」を期間の終期の前に置く。
「FD:20230701 TO *」2023年7月1日から現在までに出願された商標を検索。
※「FD:[* TO 20230701]」2023年7月1日までに出願された商標を検索(これは自分で試しに作ってみたものですが、2023年7月1日以降の出願もいくつかヒットしてしまうのでご注意ください。)
RD:「Registration date」
登録日
「RD:20230701」2023年7月1日に登録された商標を検索。
「RD:[20230701 TO 20230731]」2023年7月1日から2023年7月31日までに登録された商標を検索。期間の範囲を指定する場合はブラケット記号「[ ]」で囲み、「TO」を期間の終期の前に置く。
「RD:[20230701 TO *]」2023年7月1日から現在までに登録された商標を検索。
フィールドタグ「SR」は補助登録簿に登録された日付で検索できる。
RG:「Register」
主登録簿、補助登録簿の別
「RG:principal」主登録簿で出願・登録された商標を検索。
「RG:”principal-2(f)-in part”」商品・サービスリストの一部について使用による識別力の主張がなされた主登録簿の出願又は登録を検索。
「RG:”principal-2(f)”」商品・サービスリストの全部について使用による識別力の主張がなされた主登録簿の出願又は登録を検索。
「RG:supplemental」補助登録簿で出願・登録された商標を検索。
DS:「Disclaimer」
ディスクレーマー(権利不要求)として記録された内容
「DS:air」airの文字をディスクレーマー(権利不要求)の声明に含む商標を検索。
このフィールドタグと「IC」のフィールドタグを組み合わせることによって、特定の区分で特定の語が権利不要求とされた事例があるかを検索できる。
DC:「Design code」
図形コード
「DC:261713」図形コード26.17.13が付された「下線又は文字などの上につけられた横線がある商標」を検索。「DC:(261713 underlines)」のように括弧内に図形コードとそれが意味する内容をメモのように文字で書いても、その文字は検索対象にはならず、後で調査ヒストリーを見返すときの助けになる。また、「DC:2617*」のようにすれば対象となる図形コードの範囲を広げることもできる。
図形コードはdesign search code manualで検索可能。
DE:「Description of mark」
標章の説明欄に記載された内容
「DE:samurai」標章の説明欄に「samurai」の語が含まれる商標を検索。商標の構成要素に「samurai」の英文字や「侍」の図形要素などを含む商標を検索できる。
OW:「Owner name/address」
所有者の氏名(名称)、住所、事業体の種別
「OW:japan」所有者名、住所、事業体の種類の一部に「japan」が含まれる商標を検索。
「OW:”limited liability company”」合同会社による商標を検索。
USPTOの関連フィールド内に登録されているデータの表記方法の違いにより、意図した検索結果が得られないこともある点に注意。
ON:「Owner name」
所有者の氏名(名称)
「ON:”united states patent and trademark office”」名称をフレーズとして完全一致させる場合はクオーテーションマークで囲む必要有り。そうしないとそれぞれの単語で検索され膨大な数がヒットする。
CB:「Current basis」
最新の出願ベース
「CB:1a」最新の出願ベースが使用に基づく出願を検索。ヘルプページでは「1A」と大文字で例示されており、大文字でも検索可。このほか「1b」(使用意思に基づく出願)「44d」(外国出願に基づく出願)「44e」(外国登録に基づく出願)「66a」(マドプロによる米国指定)「”no filing basis”」(出願ベースを決めていない出願)で検索できる。
OB:「Original basis」
最初の出願ベース
「OB:1b」最初の出願ベースが使用意思に基づく出願を検索。その他の入力例は「CB」欄を参照。

3.ワイルドカードとトランケーション

検索ワードの一部をどんな一つの語又は複数の語にもマッチさせることができたり、検索ワード中の一部(前方、中間、後方)とマッチさせることができるような検索ワードの入力方法について解説します。これはドロップダウンサーチでは使えない機能です。これを使いこなすことができれば、入力の手間が少し省けたり、検索の回数を減らすことができたり、一回の検索ワード入力でより広い範囲をカバーできたりなど、効率の良い調査ができるようになります。

そんな記号がワイルドカードです。それを検索ワードの語頭、語幹、語尾に置くことで検索ワードを短く切り落とし(トランケーション)、語尾や語幹の変化を一度に検索できます。意図的に通常のスペルとは違う表記にして特徴を出した商標や、アメリカ英語とイギリス英語のスペルの違う商標をカバーしたい場合にも有効です。次の表では、ワイルドカードの種類とその使い方を示しています。ワイルドカードを使う上での注意点は、クオーテーションマークを使ってフレーズ検索したい場合にはワイルドカードを使用できないという点です。例えば、「”yoga ?at*”」のような使い方はできません。実際の検索時にはカギ括弧(「」)は使用しません。

ワイルドカード      説  明                 入 力 例          
?スペースを除きどんな文字でも一文字に置き換わる。「test?」と入力すると、tests, testy, test4などがヒットするが、testはヒットしない。
「ha?iness」と入力するとhaziness, hapinessなどがヒットする。
「?appines?」と入力するとhappinessがヒットする。
「cent??」と入力するとcenterの他にcentre(イギリス英語のスペル)もヒットさせることができる。
*スペースを除きどんな文字でも文字数にかかわらず置き換わる。「*test*」と入力すると、testing, test, tests, testimonies, contestsなどがヒットする。
「ha*iness」と入力するとhaziness, hapiness, happinessなどがヒットする。
「colo*r」と入力するとcolourの他にcolour(イギリス英語のスペル)もヒットさせることができる。
「*」と入力すると、どんな文字や数字でも字数にかかわらずヒットする。

4.オペレーターとグルーピング

ここで紹介するのは、フィールドタグを組み合わせるための記号です。論理演算子(logical operators)と呼ばれるものです。複数のフィールドタグを使って複雑な条件に合致するものを調べたいときや、調査結果を様々な条件で絞り込んでいきたいときに使います。検索式を組み立てるための記号(オペレーター)と、検索する順番を決定づけるグルーピングの記号について、次の表で説明します。実際の検索時にはカギ括弧(「」)は使用しません。

オペレーターなど説 明入 力 例
AND・繋がれたフィールドタグの検索内容をすべて満たす結果を返す。
・調査ヒストリーの番号を繋ぎ、その検索内容をすべて満たす結果を返す(Combined line search)(エキスパートモードのみ)。
・「CM:dragons AND LD:true」では、「dragons」の文字が文字商標等に含まれる商標で、且つ現在有効に存続しているものがヒットする。
・エキスパートモードで調査ヒストリーに「1 CM:dog AND LD:true 」「2 CM:toy AND LD:true」と二行あるときに、入力窓に「1 AND 2」と入力すれば、1番と2番の検索内容の両方を満たす結果(現在有効に存続する商標で、文字商標等に「dog」と「toy」の語が含まれているもの)が表示される。
OR 又はスペース繋がれた検索内容のいずれかを満たす結果を返す。「IC:009 OR IC:016」では、国際分類の第9類か第16類の商標がヒットする。以下で説明する丸括弧を使って「IC:(009 016)」としても同じ結果が得られる。
AND NOTAND NOTの次に置かれた検索内容のものを除外する。「GS:toy AND NOT GS:pet」では、商品・サービスリストに「toy」を含むが「pet」を含まない商標がヒットする。
( )検索内容をグループ化する。フィールドタグが作用する検索内容を明確にしたり、オペレーターが先に適用されることを明確にする。・「IC:(009 035 042 a b 200)」では、国際分類のフィールドタグが丸括弧内に入力された区分にそれぞれ「or」(スペースはorとみなされる)の条件でかかっていく。
・「(1 AND 2) OR 4」では、調査ヒストリーの1番と2番との間で「AND」検索をまず先に行い、そこで得られた結果と4番との間で「OR」検索を行う。

5.いくつかの検索例

米国商標調査システムの使い方に慣れるために、いくつかの事例から検索式を検討してみましょう。ただし、出願前同一商標調査の事例はここでは取り上げません。検索結果から絞り込んでいく過程が非常に複雑だからです。様々な検索例がUSPTO公式解説動画内やハンドアウトでも取り上げられていますので、参考にしてみてください。

さて今回は情報収集目的での検索例として二つの事例を挙げます。どれも上記で説明したフィールドタグ、ワイルドカード、オペレーターなどを使います。ぜひご自分でフィールドタグの検索式を考えてみてください。事例部分をクリックすると、下に検索式と簡単な解説が表示されます。検索式は一例です。順序を変えたり、別の検索式を使ったり、複数回調査を行った後に任意の調査ヒストリーを組み合わせたり(Combined line search、複合行サーチ)など、様々なやり方があります。以下の検索例はあくまでも参考としてください。

【事例1】日本人又は日本の企業等による米国を指定するマドプロ出願で、2023年1月1日から2023年11月30日の間に米国に指定通報された案件を調べたい。

/検索式「OB:66a AND FD:[2023-01-01 TO 2023-11-30] AND OW:japan」  この検索式を読み解くと、最初の出願ベースが「66A」で、出願日が2023年1月1日から2023年11月30日までのもので、住所を含む所有者情報に「Japan」を含む商標という三つの条件を満たすものを検索します。この検索式では1,588件がヒットしました。上記のフィールドタグの例の中では紹介していませんが、「SC」というフィールドタグは「所有者の郵送先住所」に特定の語を含むものを検索します。先程の検索式の「OW」を「SC」に代えて検索すると、1,585件ヒットしました。3件の違いがありました。この違いを突き止めるために、先のOWを含む検索式 の調査ヒストリーが1番であり、後のSCに代えた検索式の調査ヒストリーが2番であるとすると、「1 AND NOT 2」で検索すると3件の内容がわかります。(興味がある方はご自分でも検索してみて、この3件の所有者情報を確認してください。)

【事例2】日本人又は日本の企業等による出願で、証明商標として出願された事例があれば知りたい。

/検索式「OW:japan AND IC:(a b)」 この検索式を読み解くと、住所を含む所有者情報に「Japan」を含み、分類が「a」(商品についての証明商標の分類)又は「b」(サービスについての証明商標の分類)の商標がヒットします。出願中、登録済み、消滅済みのものを含めて28件がヒットしました。「OW」を事例1で紹介した「SC」に代えて検索しても結果は同じ28件でした。現在の日本の商標制度にはない証明商標を米国で出願・登録している事例が見つかりました。この調査結果の各案件の出願経過を調べてみると、米国で証明商標の出願をこれからしようとするときの参考になります。

6.むすび

以上、フィールドタグを使った調査方法を解説しました。フィールドタグは現在67個もあり、今後も機能が強化され追加されていき、より便利になっていくでしょう。USPTOの商標データベースには様々な有用な情報が蓄積されています。自分で欲しい情報を自在に検索・活用できるようになると楽しいですね。USPTOのサイトで十分独学できるので、公式解説動画やハンドアウト資料を活用して、実際に調査システムで検索してみましょう。調査の方法は何通りもあり人それぞれですので、自分に合った方法を見つけていくと良いと思います。

当事務所では、外国商標に関する様々なお困り事に対するサポートを行っています。米国商標調査システムの使い方がわからない、身近に外国商標に詳しい人がいない、など外国商標についてお困り事がありましたら、お気軽に当事務所にご相談ください。ご相談はこちらのお問い合わせフォームから、お待ちしております。